あるときの物語 A tale for the time being by RUTH OZEKI

"カナダの島に暮らす作家ルースは、海岸に打ち上げられたハローキティの弁当箱を見つける。中に入っていたのは、古びた手紙と腕時計、そして日記だった。 日記の持ち主は、東京の中学生ナオ。彼女が書き記す日々の話に、ルースは次第に引き込まれていく。しかし、いじめに苦しむナオは自殺をほのめかす……
カナダと日本、現在と過去で響きあう時間と存在。深い思索と笑いと哀しみに満ち、世界を虜にした壮大な物語" ".... 仏教の思想や物理学や哲学も盛り込まれていて、構成やストーリーも面白いです。Naoの世界は、周囲の人たちとともにぐらりと死へと傾いてゆき、Ruthの世界は、徐々に現実世界が影響を受け始める。
そしてついに決定的な「交差」がおこります。少し不気味な感じでとても楽しい..." "...一番心に残ったのは、シリコンバレーで活躍していた父親が、自分の開発が軍事的に利用されることに抗して、仕事を失い、しだいに気力を失っていく人生の行方と、第二次大戦中、学徒動員で戦地に送られ、特攻隊として海に散った若い魂(父親の伯父）の日記などにみられる、物語に一貫して流れている反戦の静かな叫び ..."

정말 장편이다. 문장이 무난해서 진도가 잘나가는 편이지만 그래도 길게 느껴지는 작품이다. 2차 세계 대전, 일본 자살부대, 프랑스어, 철학, Marcel Proust, In search of lost time, 버블붕괴, 이지메, 자살시도, 쓰나미, 지진, 일기, 편지, 방사능, 양자론, 평행세계, 불교, 여승, 깨달음, 시간, 매춘, 가족, 용서, 삶과 죽음, 평화, 고양이 등 여러 작품들에서 나오는 다양한 내용들이 한 작품속에서 다루어 지고 있다. 재밌는 점은 Ruth 라는 중심 등장인물은 일본계 미국인이고 남편 Oliver 는 독일계 미국인이라는 것이다. 이 작품에서 가장 매력적인 인물은 여주인공 Nao의 증조모이자 선종 여승인 Jiko 인거 같다.