EVERYBODY LIES by Seth Stephens-Davidowitz

"気鋭のデータサイエンティストが、性に関する検索分析から、通常のアンケートや対面調査では決して明らかにならない人間の（ネットを使うという限定だが）真の姿を明らかにする。　その上で、投票行動や経済動向まで、従来の手法とは全く異なる結果を導く可能性を示唆する。　性に関する分析を多用することで、タブー視されるポリティカルコレクトネスで見えなくなる隠れトランプがあぶり出されることの納得性が増す ..." "著者はおもにGoogleサーチの結果を分析することで、人が本当に何を考えているかを解き明かそうとしています。ソーシャルメディアやアンケートなどで、人はしばしばウソをつくので、そこから導かれる調査結果は誤りが多いと指摘します。いっぽうGoogleサーチに蓄積されたデータは、人々の真の姿を明らかにする、と著者は主張します。たとえば妻はSNSでは夫を「すばらしい」と書くのに、Googleでは「うっとうしい」と検索していると。Googleサーチ（とポルノサイト）で人がいったい何を検索しているのか、という調査結果はどれも面白く、思わず人に話したくなるトリビアに満ちています（それだけで読む価値あり）。
著者は単なるトリビアを超え、検索結果のデータ分析が児童虐待の発見や医療診断に役立つ可能性を指摘しています.." "The basic thesis of "Everybody Lies" is that online data on human behavior, including Google searches and data from Facebook, shopping and pornographic sites, can reveal much about what we really think than data from surveys in which people might be too embarrassed to tell the truth..."

"The data is the data, but the interpretation is subjective. My concern is that the subjective conclusions drawn from the data will be presented as fact rather than what they are – subjective interpretations of the data (however statistically significant). As such, there is a danger that such information will be misused. We still need to be cautious in determining the meaning of the data..."