Story &ものがたり& die Geschichte
夜よ鼠たちのために 열린 어둠 by 連城 三紀彦 렌조 미키히코 본문
"やはり連城三紀彦氏の魅力は短編にあるということを改めて思わされました。どの作品も短編としてもかなり短い物語である分、非常にスピーディーな展開であるにもかかわらず、二転三転したうえでラストの意表を突く真相に驚かされます。作品によっては偶然の積み重ねに思えたりご都合主義に感じてしまう部分が散見されるものもあったり、書かれた時代の古めかしい表現などもあって苦笑する部分もありますが、それを差し引いたプロット・トリック・伏線回収は非常に見事でおもしろかったです。復刊しただけのことはあるというか、ミステリ好きの方にはぜひ読んでほしいと思いました...." "トリックに関しては若干の出来不出来はあるものの、圧倒的な文章力でどれも読まされる。いわゆるページターナー的なスイスイグイグイ読ませるタイプではなく、ギチギチに詰まった文章なので、一気に通読しようとすると流石に疲れてくる。そういう意味では『戻り川心中』よりは入門書としてのハードルは高いが、表題作のクオリティなどそんなことはどうでもよくなるくらいにすさまじいので、みんな読めばいいと思うよ ....."
이전에 읽은 '백광'이 나름 재밌어서 읽기 시작한 작품이다. 이 작품은 「二つの顔」「過去からの声」「夜よ鼠たちのために」「二重生活」「奇妙な依頼」「代役」「化石の鍵」「ひらかれた闇」 등의 단편들로 구성된 단편집이다. 재밌는 점은 한국번역본은 「ひらかれた闇」(열린 어둠)을 책의 제목으로 선정한 반면에 원서는 「夜よ鼠たちのために」(밤이여, 쥐들을 위해)를 제목으로 선정했다는 것이다. 작품에 따라서 서술트릭이나 반전의 정도가 다르고 일본 독자의 평처럼 "1980年頃に書かれたとは思えないほど、新鮮に感じる極上のサスペンス短編集。もちろん、描写の中で時代を感じる部分はある" 작품에 등장하는 묘사나 이야기 전개를 보면 시대가 느껴지는 건 사실이다. 하지만 작품 자체에 대한 질을 떨어뜨리는 건 아니기에 읽는데 큰 문제는 없다. 진도는 잘 나가는 편이다.